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太田あゆみオフィシャルブログ ~あゆみのあゆみ~ ayumirai.exblog.jp

高松市議会議員、太田あゆみ。無所属・市民派。厳しい目で見つめ続けてください!


by 太田あゆみ
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韓国視察 7月28日

【7月28日】
雨のソウル。
わたしは今日が視察の最終日。

今朝も出雲屋あんパンをいただいて、出発。
地下鉄で2駅の西大門駅で下車。目指すは「韓国労働社会研究所」。

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エレベーターを待っていると、年配の男性が「日本人ですか?わたしはこどものころ、京都いました。」と話しかけてきました。「ほ、ほ、ほたるこい~」「かーごめかごめ」と懐かしそうに口ずさむ男性。わたしたち日本人は、アジアの人々への反省の上に生きていかなければいけない、と常々思います。けれど、こうして日本を懐かしんでくれる男性や、道を間違えて話しかけると丁寧に教えてくれる若者をみていると、どこまでいっても、人と人なんですよね。個人としてできることはたくさんあって、ひとりひとりが行動に移すかどうか。
そんなことを、考えました。


さて、韓国労働社会研究所。
研究委員のキム・ジョンジンさんのお話を伺います。

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今の研究所は1990年代にできました。前身の労働者教育のための研究所は1980年代に確立していました。
研究所には、労働問題専門に扱う博士研究者が常駐しています。
民主政権下で中央労働委員会委員を務めるなど、社会的地位を築いています。

ソウル市は、2011年からパク・ウォンスン市長になりました。
この市長がすごいのなんの。

パク市長のスローガンはずばり、「労働尊重特別市」!主要政策は①労働権益侵害ゼロ ②労働死角地帯解消 ③生活賃金拡大適用 ④非正規職の正規化 ⑤労働時間短縮 ⑥労働者理事者制 ⑦政策ネットワーク構築 以上が市民との「7大約束」です。

今日はこのうち、④非正規職の正規化 について、重点的に伺いました。
まず、就任後パク市長はそれまで韓国のどこの地方自治体にもなかった「労働政策課」をつくりました。最初はたったふたりだった労働政策課ですが、今では20人の職員がいて、5つのチームがあります。業務が増えることでシステムが構築されていきました。


非正規職の正規化ですが、まず基礎知識として、ここでいう正規職員、非正規職員、これは市の機関で働いている労働者ですが、公務員ではありません。日本とは捉え方が違うので注意が必要です。まず、公務員には正規職公務員と任期制公務員があり、任期制公務員は3年任期で一度だけ2年間の延長ができます。任期制公務員は主に弁護士や労務士で、各部署ごとに配置されています。

そして、非公務員として、「無期(長期契約)職員」「有期契約職員」「派遣職員」に分けられ、さら民間委託している委託先の労働者、というような分類がされています。

パク市長は、これらの非公務員を、すべて無期職員への格上げをしたのです。これがソウル市でいう「非正規職の正規化」です。
しかし、例外となる人もわずかですが存在します。雇用が9ヶ月に満たない者、今後2年以上の継続業務と認められない場合などです。


この政策により、5年間で9,098人が正規化(無期職員化)されました。
え、そんなことして人件費がえらいことになるんちゃうん?と思いますよね。ソウル市の人件費に関する予算執行には日本でいうところの総務省の許可が必要です。1年間で3%だけ裁量が認められていて、それを超えると次年度の交付金が凍結されてしまいます。そこで、一気に政策を進めることはできず、順次進めていくしかできませんでした。それでもまだ9,000人超の人件費となると心配ですよね。有期契約、派遣の労働者というのはほとんどが民間委託先での雇用でした。ということは、給与を支払う時点で、15%ほどの一般管理税や消費税という名目で業者が天引きしていたのです。これらの労働者を無期契約にすることで、15%の人件費が膨らんでも結果、相殺されたそうです。

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こまでできるのは並大抵のことではないです。
けれど、みずから掲げた公約を着実に進めていくパク市長、もはやぐうの音もでません。


また、パク市長は若者政策にも力を入れています。韓国も日本と同様、就職ができずにニートや引きこもりになる若者が多いそうです。余談ですが、「過労死」は世界共通言語だということは知っていましたが、「引きこもり」も共通言語なんです。韓国でもそのまま「ひきこもり」と発音します。
パク市長は、低所得の若者に対し、月額50万ウォン(約5万円)を6ヶ月支給する政策を打ち出しました。この支給によって、アルバイトにいく時間を就職のための勉強や自己開発のための時間に使うことが出きるようになりました。年々、支給対象人数は増えています。この政策も、国は否定的でした。しかし、ろうそく革命後、ムン政権の誕生によって枠の拡大が可能になりました。パク・クネの所有品を整理するなかで、「ソウル市の若者手当について反対 しろ」という文書が見つかったそうです。パク・クネ政権下では若者手当は実際に2,800人が1ヶ月で支給を打ち切りになりました。 そして、ちょうど昨日、支給が打ち切られた5ヶ月分の手当の再支給を求める訴訟を起こす、という記者会見が開かれたそうです。すごいな、韓国の若者!


もっともっと書きたいことはあるのですが、通訳さんの言葉を追いかけるのに必死で、自分のメモなのに解読不能な箇所が多すぎます(´д`|||)
また、帰国して報告会の準備をするなかで思い出すことや追記があれば書いていきます。

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■韓国視察報告会のお知らせ■
8月9日(水)
18:30~20:30
瓦町FLAG8階 市民活動センター会議室
無料 途中参加、途中退室可
植田まきさんとふたりで報告おこないます。
■ ■ ■


本当に充実した4日間でした。
視察を提案していただいた大田区議会議員の奈須りえさん、準備段階から岡山までいらして学習会をひらいてくださり、現地との調整・企画をしていただいた官製ワーキングプア研究会の白石孝さん、全日通訳していただいた鈴木明さん、現地で出会ったすべての皆さん、視察団の仲間に心から感謝します。


そして、部活のコンクール前にも関わらず、「気をつけて行ってきてね、お土産いらんけん、事故や事件に巻き込まれんと無事に元気で帰ってきてねー!」と笑顔で送り出してくれた娘、留守の間サポートしてくれた家族にも、ありがとうを伝えたいです。


連日、長文の報告を読んでくださった皆さんにも感謝です。
この経験をこれからに活かせられるよう、さらに邁進してまいります。


# by step_ayumi | 2017-08-01 20:47 | 報告 | Comments(0)

韓国視察 7月27日

【7月27日】
まさかの二度寝で始まった韓国3日目。

なんとかギリギリ国会議事堂前で皆さんに合流しました。

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国会議員会館は日本の会館より大きく感じました。
正義党のユン・ソファ議員が会議室を手配し、面談をしてくださいました。
ユン議員は労働福祉委員会に所属しており、医療特区について、労働者にも悪影響があるということで大変憂慮されていました。
国家主導の規制緩和がすすめられることで、新自由主義が拡大している、とユン議員。


ここで改めておさらい。
新自由主義=政府の規制を緩和(または撤廃)して、民間の自由な活力に任せ成長を促そうとする経済政策。外資導入、国営企業の民営化、公共料金の値上げや補助金カットをおこなうため、市民の生活を直撃する可能性がある。

韓国政府は外国資本に対する税制優遇緩和というけれど、その裏には国内大企業の進出、優遇がある。2002年に経済自由区域が200ヵ所以上指定されましたが、10年以上経って、2015年には未開発地域は43.1%とその効果は薄いのが現実だそうです。
自治体として経済自由区域に名乗りを挙げても、資本誘致がままならず、結局指定区域の解除を申請する自治体が多くあります。


イ・ミョンバク政権、パク・クネ政権の9年間で全国で規制緩和、大企業や外資への税制優遇が進められました。しかし、市民の反発は強く、「規制フリーゾーン法」(地域ごとに独自の産業を指定し、関連規制を緩和する法律)は前国会で廃棄されました。しかし、今国会では保守党のもとで再びフリーゾーン法が上程されるようです。


驚いたのは、ユン議員の話のなかに「セマングム」という言葉が出てきたことです。セマングムを埋め立てて、カジノやゴルフ場建設しようとしている。と。セマングムというのは、一昨日訪れた郡山市にある、世界一長い干潟です。郡山市での面談のときはそんな話は一切出ませんでした。


ここでユン議員は記者会見のため、一時退席。パク・クネ元大統領と企業の癒着、海外の隠し財産についての記者会見だそうです。本当にお忙しいなか、貴重なお時間を割いていただき感謝です。30分ほどして戻って来られたユン議員と、場所を移動して昼食を取りながら懇談の続き。どうしても気になるセマングムについて伺いました。すると、セマングムの埋め立て、カジノ・ゴルフ場の誘致をすすめているのは、全羅北道知事(日本でいう県知事)だそう。そしてさらに、全羅北道出身の国会議員14名が連名でフリーゾーン法を通過させてほしいという嘆願書を出しているとのこと。けれど、基礎自治体はいい迷惑と感じているそうで、環境団体も反対しています。


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ホテルにかえって、郡山市でいただいた資料一式を見てみると、ありました。「海を埋め立て、希望を建てるセマングム」「希望の地、機会の土地 グローバル自由貿易の中心地ーセマングム」…なんて聞こえのいい言葉なんでしょう。しかも日本語のパンフレット。なんだか背筋が冷たくなりました。


*

午後からは、ソウルに本部を置く、市民団体「参与連帯」を訪問。発言し、行動する市民運動として国内に1万5千人の会員がいます。運営は会費と寄附。それで自前のビルを持っているのだから腰を抜かしそうになります。15の部署があり、部署ごとに実行委員会があり、弁護士や学者、専門家が所属しています。

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政策についてのモニタリングや政策提言おこないます。
日本には、こういう団体はないような気がします。


説明してくれたのは、参与連帯協同事務局長のパク・ジョンウンさん。憲法9条、福島原発、沖縄基地問題などを学ぶため10回ほど来日されているとか。とても意欲的な方です。


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韓国では集会を開く場合、2人以上の集会は届出をしなければなりません。そこで参与連帯の彼らが考えたのがひとりデモ。国会前で、プラカードを持ち、時間交代で訴えます。これなら届出は不要です。午前中に国会前でも、女性がひとりデモをおこなっていました。ハングルが読めませんが、教育に関する内容のようでした。
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参与連帯がすごいな、と思ったのは、民主社会実現のためには何が必要なのか、という軸がぶれないこと。そして、行動の素早さ。立ち位置の調整能力。ろうそく集会では、彼らは徹底して裏方を務めました。

韓国の社会運動、市民の熱を感じました。
懇談後は参与連帯ビルの屋上からソウルを一望。

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わたしは今回初めての韓国訪問なのですが、初めて来た街と思えないのです。地図もなくズンズン街中を歩けるし、地下鉄の乗り換えもかなりスムーズ。もちろんいろんなところにある日本語表記には助けられていますが、それだけではない、この国の魅力がある気がしています。

少しゆっくりめに移動。みんなでカフェに入って休憩を挟みます。普段少数の立場で活動する議員が集まると、やはり話題は議会のことに。『変な議会多いよねー』『なんとか変えていかなくちゃね』と、全国で頑張る仲間に勇気と元気をもらいます。


今日の最後の訪問は、ソンミサン・マウル。マウルというのは地域コミュニティのこと、ソンミサンは地名です。1990年代に始まり、2000年代に入って拡大しました。

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韓国は受験大国、学歴社会です。しかし、その競争には入りたくないというこどもたちが通えるよう、親たちがマウルのなかに学校を作りました。公立学校では学ばないようなことを学びます。こどもたちの自主性に任せることが多いそうです。

ここで参考にしたのが、和歌山にある、きのくに子どもの村学園だそう。韓国では、日本のいいところをどんどん取り入れています。日本も韓国に学ぶべき点は多いです。


いま、マウルの人たちの最大の関心ごとが高齢者福祉とのことで、お互いに意見交換をしました。わたしは、高松市の高齢者の居場所と地域包括ケア、配色見守り事業について紹介。また、孤独死が多いことについても触れました。

韓国は高齢化のスピードが世界一速いそうです。少子化で、高齢者を支える現役世代の減少というのも同じ。同じ課題を、両国が真剣に語り合える場というのは、今回のような小さな集まりでも大切だなと感じました。

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ソンミサン・マウルの方々と一緒に遅めの夕食。辛いけど美味しい!ここで、視察団の通訳をしてくれている、韓国在住の日本人の鈴木さんに『太田さん、古本屋さんだったの?なんで?やっていけるの?』とストレートな質問。鈴木さんのお知り合いに大学の先生がいて、韓国の歴史研究のためにオンライン古書店で日本の書籍をよく取り寄せているとか。…と、カランカランとお店のドアが開いて、その先生がなんと偶然にも来店。実家の古書店の紹介をしてきました。

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ソンミサン・マウルの方にはどうして議員になったのかと聞かれ、福島の原発事故の話を。すると、『原発ばいばい』とハングルで書かれたピンバッジをいただきました!感激。皆さん細やかな気遣いの方ばかりです。

お腹いっぱいになって外を見ると、雨。タクシーもつかまりそうにないので、視察団みんなでバスに乗ってホテルまで帰りました。

今日もたっぷり学んだ一日。
わたしは、明日の昼で皆さんよりひとつ早いフライトで帰国します。最終日、二度寝しないように、最後までしっかり勉強したいと思います!


# by step_ayumi | 2017-07-31 12:46 | 報告 | Comments(0)

韓国視察 7月26日

【7月26日】
今朝は、昨日群山市でお土産にいただいた出雲屋のあんパンを朝食にいただいて、スタート!

昨日合流できなかった視察団のメンバーとようやく会えました。
国会議員、県議会議員、区議会議員、市議会議員、市民と様々な立場のメンバーです。

午前中は、地下鉄で国会議事堂駅へ移動し、マニフェスト実践本部を訪れました。

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元は、日本のマニフェスト研究所での事例から学んだという、韓国のマニフェスト実践本部。
でも、日本ではまったくここまで追いついていません。

韓国では、大統領選挙をはじめ、各首長選挙、さらに地方議会議員選挙にいたるまで、総勢8万2千件のマニフェストをすべて同じフォーマットで集め、インターネットで閲覧できるようになっています。これを始めたのが今日訪れた実践本部。民間団体です。が、彼らの運動は選挙管理委員会を動かします。これまで書庫に眠っていたマニフェストをすべてPDF化させることに成功しました。

マニフェストには、政策と、その政策を実行するための財源について書かれています。有権者にとって、投票行動の判断基準のひとつとしてかなり重要な役割を担っています。

さらに、大統領と首長においては、1年ごとにマニフェストを点検、履行度を公開しています。

マスコミも、マニフェスト実践本部の取り組みに注目するようになり、民間、公的機関、マスコミが一体となって、政治への市民参加を促進しています。

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『若者の政治離れ』と嘆く前に、できることはいくらでもあるんだと思います。

後日、マニフェストのフォーマットを見せていただくことになっています。楽しみ。

お昼はコンビニでおにぎりを購入。読めないハングル、えいっ!と買ったおにぎりはまさかの激辛キムチおにぎり。ヒーヒーいいながらも美味しくいただきました。

午後は、保険医療連帯のウ・ソッキュン医師のお話を伺いました。

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韓国では、『経済自由区域』と呼ばれる地区のことです。日本でいう、国家戦略特区です。いま問題の今治市もそうですし、今回の視察団の団長、奈須りえさんの大田区もそうです。成田市や、仙台市もそうですよね。

韓国では、この経済自由区域では教育、医療、労働、環境権の例外が認められています。本来であれば国会の許可が必要なのですが、経済自由区域については行政独自の告示で定めることができるようになっています。

…そうなると起こるのは、過剰な規制緩和です。そして、外資、大企業の参入。

特に大きな論争になったのが、営利病院。営利病院というのは、病院が自由に外部資本の投資を受けて、国内外の患者相手に各種の収益事業をおこない、より多くの収益を挙げられるようにする病院のことです。

収益をあげるためなら、患者の健康被害もおかまいなし。それが営利病院です。

他にも、ガス、鉄道、電気の民営化もおこなわれましたが、これらは部分的民営化で、全体としては踏みとどまっているそうです。

『民営化』と言えばいいイメージがあるかもしれません。でも、果たしてすべてがすべて、民営化でいいのか。公が担うべき業務や役割はなんなのか、そこは日本でもしっかりとした市民レベルでの協議が必要だと感じました。

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地下鉄に乗り、50分。仁川市へ。仁川は、実際に経済自由区域に指定され、営利病院闘争がおこった街です。

保健医療連帯労働組合仁川地区本部の皆さんと面談をおこないました。昼のウ・ソッキュン医師の話を伺ってからの流れだったので、闘争の話もよく理解できました。

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仁川に営利病院誘致が決まったのは10年前。この10年間、医療労働組合と市民が連帯して、営利病院誘致を阻止します。

時には、国会前で座り込み、署名を集め、国会議員に働きかけ、2010年の統一地方選挙では、全国で唯一、野党共闘により候補を一本化。草の根運動が、結果として、営利病院阻止を勝ち取りました。

面談のあと、交流会で話を引き続き伺うと、とにかく明るく楽しくなければ運動は続かない、ということでした。そして、そもそものところで、仁川を経済自由区域に指定させてしまったことは自分たちの大きな反省点である、と。

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闘いに勝ってなお貪欲な彼らの姿勢に感銘を受けるとともに、日本の民主主義運動の未熟さ(一度は成熟したのかもしれないけれど、わたしの知る限りで)を再認識しました。粘り強く、粘り強く。見習いたいなぁ。

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帰りはソウル駅で地下鉄乗り換え、明洞で買い物をして、ソウルの夜風に当たりながらホテルまで。コインランドリーで洗濯をして、一日を終えました。


# by step_ayumi | 2017-07-29 22:55 | 報告 | Comments(0)

韓国視察 7月25日

7月25日~28日まで、韓国視察に行ってきました。(すべて自費です)
得ることが本当に多い4日間でした。Facebookにアップしたものですが、ブログへも順次記載していきます。

【7月25日】

4時に起床、身支度と洗濯を済ませて、5時すぎの高速バスで関空へ。
関空から仁川まではあっという間のフライト。
仁川から、高速バス。韓国は公共交通がとても安価。群山までは3時間半ほど。途中で一度、休憩。


群山バスターミナルでは、群山市国際協力課の職員さんたちが出迎えてくださいました。

すぐに向かったのは、群山近代歴史博物館。群山市には、1930年代、人口の半分を占める日本人が住んでいました。そのため、日本式の建築物や、日本語由来の言葉が今でも残っています。

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過去に植民地とされていた、群山の皆さんが、日本からやってきたわたしたちを本当に温かく、迎えてくれたことが本当に嬉しかったです。朝も書きましたが、国どうしの関係がよくないからこそ、地方都市間での交流が大切なのではないでしょうか。

群山市は、『米の群山』と呼ばれるほど、米の生産が盛んで、港からは大阪に向けても運ばれていたそうです。しかし、その後日本本土の農家が立ち行かなくなるということで、運搬が禁止になりました。

今でも、昔、群山に住んでいた日本人が集まる会があるようです(名称が聞き取れませんでした)。

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この近代歴史博物館一帯は、港から、大通りまでを昔の建物を利用したカフェがあったり、木々の繁った憩いの場があったり、どことなく北浜alleyを彷彿とさせました。


群山市役所は1995年に建てられた建物で、800人が勤務しています。9-11階が議会棟になります。

市役所にはいると、正面の大きな電子パネルにわたしたちを迎える表示が!これには驚かされました。嬉しかった!

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群山市議会議員は24名、3常任委員会、予算決済委員会があります。議長は現在はじめての女性!

女性は5名。

党派は以下の通り。
国民の党15
共に民主党7
セヌリ党1
無所属1

議長室に入ると、パシャパシャー!っとフラッシュが光り写真と拍手の大歓迎。

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5人の女性議員のうち、朴議長、方議員、金議員の3名がお忙しいなか、時間を作って交流会を開いてくださいました。

朴議長は、高松市との都市間交流に大変積極的で、議会としても、更に交流していきたいとのことでした。

お互いに、女性議員としての悩みや、もっと女性議員や多様な議員を増やさなければならいという話まで、様々話ができました。

事前に送っていた質問は、きちんと日本語で回答が用意されており、丁寧な対応にただ感謝です。

群山市は、中国、カナダ、アメリカなどに友好都市提携をしている都市がありますが、日本にはありません。皆さんそのことを大変残念だとおっしゃっていました。


韓国のなかで一番日本人が多かった街。街の雰囲気は高松にとても似ています。過去を忘れず、未来へと歩んでいくためには、小さな積み重ねの交流が大切なんだと感じました。


帰り際、『議場が見たいです』というわたしのリクエストに応えて議場を開けてくださいました。椅子が大きい!スクリーンが、3台あり、これはパワーポイントの資料を映し出すそうです。面談のなかでは、若者の政治離れを危惧していると議長が憂いていましたが、傍聴は毎回多いとのこと。

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次回は必ず、泊りがけで来ること、セマングムと呼ばれる干潟や、旧日本人街へも行くことを約束して、ソウルへ戻るバスの時間となりました。

不慣れな表敬訪問で不手際があったかもしれませんが、本当に日本からの訪問を喜んでいただき、丁寧で細やかな対応をしていただきました。

今回、高松市都市交流室、香川日韓交流協会、群山市国際協力課、アテンド・通訳をしていただいたイムジへさん、多くの方のご協力で素晴らしい交流が実現しました。ありがとうございました。

今後も、交流を続けていきたいです。バスが見えなくなるまで、ずっと手を振って見送ってくれました。

一眠りしたら、本格的な視察の始まりです。さあ、たくさんいただいた元気を力に変えて、意欲的に取り組みます!

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# by step_ayumi | 2017-07-29 22:05 | 政治 | Comments(0)

一般質問

今日、一般質問でした。

詳細は報告会や「あゆみのあゆみ」でお知らせしますが…。

【1】バリアフリー化の助成について
高齢者が入居する共同住宅の共用部分のバリアフリー化を進めるため、工事費の一部を助成する制度を創設する考え
→国交省が発表している新たな住宅セーフティネット制度を活用する。詳細の発表はまだだが、県の説明を踏まえて具体的な枠組みについて検討する。
(再質問)共同部分に使えるのか、現に居住実態がある住宅に使えるのか、懸念がある。制度からこぼれ落ちる人が出てきては元も子もない。
(再答弁)制度の詳細設計がまだ示されていないが、共同部分に使えることは確認済み。

【2】市道福岡町3号線について
市道福岡町3号線の歩道を高松海岸線まで延伸し、歩行者等の安全を確保する考え
→交通量調査をおこない、交差点付近の状況を確認し、既存の道路幅員での歩道確保について関係機関と協議する。
※福岡町3号線=杣場川公園を出て北に向かう道路

【3】全ての人が暮らしやすい、訪れやすい街の実現について
(1) レンタル車椅子
① レンタサイクルポートにレンタル車椅子を導入する場合、ハード・ソフト面では、どのような課題が挙げられるのか。
→入出庫ゲートの改修、料金収受システムの変更、職員の再配置など
② レンタサイクルポートにレンタル車椅子を導入する考え
→種々の課題があるので、まずは利用者のニーズについて、観光の振興や障害者等の社会参加の促進などの観点もふまえ、関係局とも連携し、調査・研究する。

(2) 目に見えない障害を持った人が援助を得られるよう、ヘルプマークを導入する考え
→マークの配布方法や周知方法、導入に際しての課題など、実施自治体の状況も確認のうえ、導入に向けて検討する。

【4】アディクション支援について
(1) アルコール依存症に関する検討会議に至る過程
→警察署、県の保健機関、学校、相談支援事業所、医療機関等が参加し、情報共有のうえ、支援方針を決定している。

(2) 年間何名ほどの支援を行っているのか。
→昨年度は97名

(3) みんなの病院(新病院)に依存症外来を開設する考え
→精神科医やスタッフの不足などにより、開院時に設置することは困難。しかし、内科外来の診察や精神科医との院内連携により依存症と診断できるケースもあることから、そのような場合は当面、専門の治療機関への紹介をおこなうなど、地域医療支援病院として、適切に対応していく。

(4) 県や医療機関・自助グループ等と、本市はどのように連携をとっているのか。
自助グループ、警察署、刑務所、支援団体等で構成する「高松市アルコール関連問題ネットワーク」を2012年に設立し、事例検討や情報交換等をおこなって連携・協力体制を構築している。

(5) 学校教育の中で、依存症者及び家族の体験談を積極的に取り入れる考え
→依存症者のプライバシー等を考慮ながら、各学校で判断。教育委員会としては、依存症に関する著作物や依存症者の手記等の教材としての活用を各学校に助言する。

(6) 各保健ステーションでの依存症問題の個別相談会等を行う考え
→専門性を有する相談は桜町保健センターでおこなっている。人員体制などの関係から、各保健ステーションでの相談会は困難。
(再質問)アルコール対策基本法、保健ステーション統合の目的からみても相談会はおこなうべき。100人近い人が相談につながっているが、より地域に根差した保健ステーションでの相談会は、依存症の早期支援につなげることができる。
(再答弁)初期段階での相談等は保健ステーションでおこなっている。より専門的な相談は保健センター。各保健ステーションで把握したより専門的な対応が必要なケースは速やかに保健センターにつなぎ、解決に向けた支援をおこなう。

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ヘルプマーク、目に見えない障害を持ったひとが、周りからの援助を受けやすくするよう作成されたものです。
東京都福祉保健局にサンプルを送ってもらい、議長の許可を得て議場で実物やパンフレット、啓発チラシを示しながら説明しました。

事前の担当課との話し合いでは、高松市だけで導入しても、広く県や他市町で導入しないとあまり意味がないので今回はちょっと…みたいな感じだったので、再質問でJISマークに新たに登録されること等を付け加えて説明しようと思っていたのですが、最初の答弁でまさかの導入検討!(高松市では「検討」は前向きに進めていくこと、「調査・研究」はあまり期待できないことです)
予算も関わることなので、これからしっかり協議や周知をしないといけませんが、これまで外出をためらっていた方が、ひとりでも多く、このマークをつけることで外出につながると嬉しいです。

依存症の質問。
一問一答になってから、議員を背中にして質問するので、だれが私語をしているのか、ヤジを飛ばしているのかはっきりはわからないのですが。
質問中には「お前、依存症ちゃうんか」「ちゃうわ、ただの酒好きや」という私語や、依存対象の説明で物質系にはアルコールや薬物などがあり、非物質系にはギャンブル、買い物、ダイエット、性行為、自傷行為などがある、と説明をしているときには、「性行為…あはは…」と笑い声が聞こえたり。
もっと真剣に聞いて欲しいし、もっと真剣に知って欲しい。いい答弁が得れたのに、残念な想いでした。

議会は来週も続きます。
委員会、意見書の提案説明、討論、採決など、週末も勉強づくしです。

■ ■ ■
議会は続きますが!報告会のお知らせです!
【夜の部】
7月6日(木)18:30~
瓦町フラッグ市民活動センター会議室

【昼の部】
7月9日(日)13:30~
まなびCAN小研修室

※昼と夜で会場が異なります。
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# by step_ayumi | 2017-06-16 22:21 | 議会 | Comments(0)