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太田あゆみオフィシャルブログ ~あゆみのあゆみ~ ayumirai.exblog.jp

高松市議会議員、太田あゆみ。無所属・市民派。厳しい目で見つめ続けてください!


by 太田あゆみ
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福島へ

4月、1通のメールが届きました。
福島県郡山市議会議員の、へびいしさんからでした。
7
月に郡山で講演をしてほしいというご依頼でした。普通のお母さんが、なぜ議員になろうと思ったのか、選挙はどうやったのか、実際議会に入って感じたこと、これから議員を目指そうとしているひとへ、など…。
快諾をして準備を進め、72122日と郡山へ行ってきました。

21
日はお昼に到着。
「えすぺり」というカフェでランチをいただきました。使用するお野菜はすべて放射性物質検査をして、不検出のものだけを使っています。

震災時の話、この7年間のこと、いまも毎日が闘い、でも頑張って前を向くしかないよね、という言葉。福島へはわたしは初めて訪れました。画面越しではない、被災者のことば。胸がつまりそうでした。

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それから、福島県が200億円で建設した、福島県環境創造センター「コミュタン福島」(http://www.com-fukushima.jp/)へ。
福島県環境創造センター交流棟(愛称:コミュタン福島)は、県民の皆さまの不安や疑問に答え、放射線や環境問題を身近な視点から理解し、環境の回復と創造への意識を深めていただくための施設です。
コミュタン福島には、放射線やふくしまの環境の現状に関する展示のほか、360度全球型シアター、200人収容が可能なホールなどを備えております。
コミュタン福島で得た学びや体験から得た知識や深めた意識を、子どもたちや様々な団体が共有し、それぞれの立場から福島の未来を考え、創り、発信するきっかけとなる場を目指します。
とあるとおり、「放射線」が「身近」なものである、という展示や実験が多くありました。日常の中にある放射線について。こんなにたくさんの放射線が空気中にあるから、原発事故で出た放射能も気にすることないよ!といわんばかりでした。

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3.11
からの新聞も掲示してあり、混乱の様子がわかります。西日本にいたわたしは、ただただ推移を見守るしかなかったな…その中で、必死で目に見えないものから子どもを少しでも遠ざけるため、必死だったお父さんお母さんがいたんだ…とその情景が目に浮かぶようでした。

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3.11の原発事故後、子どもたちは外で遊べなくなりました。特に公園の木の下や砂場は線量が高く、土を触ることもできませんでした。運動不足になる子どもたちを心配して造られたのが、「ペップキッズこおりやま」(http://pep-kids-koriyama.com/)です。元スーパーの建物なので、駐車場完備。キッチンもあり、料理教室もしています。屋内にはたくさんの遊び場があり、砂場もあります。水を使って遊ぶこともできます。14回の入れ替え制ですが、多くの子どもたちが元気に遊んでいました。郡山市が設置し、運営はNPOに委託しています。

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次に、開成山公園(http://www.city.koriyama.fukushima.jp/334000/leisure/kaisezan/)へ。市のスポーツ施設が集約されています。野球場、陸上競技場、サブグランド、プール(震災以降、屋内プールに改築)。また、野外音楽堂や、文化施設も。公園もかなり広い面積で、大きな池も(湖?)ありました。

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開成山公園は市役所のすぐ前にあるのですが…、市役所の前を通ったときに、重機が数台あるのが見えました。何かの工事かと思ったのですが、実は、以前除染した土を埋めていたものを、別の場所に移動させるため、掘り返していたのでした。中間貯蔵施設へ持っていく前の「積込場」への搬送(https://www.city.koriyama.fukushima.jp/186000/loading_station.html)です。何の囲いもしていません。フレコンパックはむき出しです。驚きました。福島第一原発事故で放出した放射性物質のうち、セシウム134の半減期は約2年、セシウム137の半減期は約30年です。事故からは7年です。いやもうびっくり。積込場への移送作業がおこなわれているなんてまったく知らなかったし、原発事故は何も終わっていないということを改めて感じました。

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四国にいるとどうしても伊方原発のことをいつも考えているのですが、やっぱり全国の原子力発電所、特に福島については、ちゃんと知らないといけないなと思いました。「知らなかった」では済まされないことです。情報を自分から取に行くこと、大切です。

その後、翌日お世話になる方々と食事をして、ホテルへ。朝5時起きで疲れもあったのか、気が付くと眠っていました。

22
()は、朝へびいしさんがホテルまで迎えに来てくれ、少し足をのばして猪苗代湖の近くまで行きました。磐梯山、雄大でした。福島の姿をじっと見つめているような。

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そして、野口英世記念館(http://www.noguchihideyo.or.jp/)へ。きれいな施設です。野口英世生誕の地にあり、生家もありました。柱に刻まれた「志を得ざれば再びこの地を踏まず」の文字。自分の目標を達成しなければ、二度とこの地(生家)には帰って来ない、という決意の一文。野口英世が研究のために訪れた世界各国に、その名を冠した学校などの施設が今も多く残るそうです。
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お昼を食べたあとは、いよいよ講演会の会場へ。
参加者は、へびいしさんの支援者など約50名。最初に書いたように、議員を目指したきっかけ、経緯、選挙のこと、議会のこと、これからのこと、議員をめざす方へ、などなど、これだけじっくり話そうとおもったら3~4時間はかかるのですが、1時間でなんとかぎゅーーーっとまとめ、話しきりました。時間がなく残念ながら質疑応答ができなかったのが心残りです。2部は、「現場からの報告」として、保育士、障害者、障害児の親、モニタリングポスト撤去反対、給食無償化など、市民の皆さんからの報告。充実ぶりに感嘆。市民がこれだけ積極的に発言したり、議論する場をちゃんと設けているへびいしさん、尊敬します。3部はへびいしさんの議会報告。やはり、毎回原発関連の質問はしているそうです。

市民の方からの報告にもありましたが、郡山市には300機以上のモニタリングポスト(空間放射線量計測器)が設置されています。常時数値が表示されています。しかし、このモニタリングポスト、政府が2020年度末までの撤去の方向で進めています。福島の天気予報では、放射線量が一緒に流されます。こちらでいえば、天気予報と同時に熱中症注意情報が流されるような感じです。それって、人体に危険を及ぼす影響があるから、流されるんですよね。線量も同じです。危険があるから、お知らせしているんです。モニタリングポストは、その線量を視覚で判断できるものです。新しく文科省が設置したものは、数値の表示がありません。数値は役所で管理されています。市民に見えない数値ってあまり意味ないような。郡山市はじめ、福島県内の各自治体では、市民や議員が、撤去反対の署名活動もおこなっています。(http://monitoringpost.blogspot.com/

3.11が近づくと、原発に関する報道が増えます。でも、3.11が過ぎれば、その報道も少なくなります。忘れないこと、今も福島で不安な想いをしているひとがいるということに、想いを寄せていただきたいです。

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すべてのプログラム終了後、時間ぎりぎりで新幹線に飛び乗り、東京駅→羽田空港→高松空港と移動し、22時過ぎに無事に帰宅しました。

多くの出会いと、発見のあった2日間でした。

お声かけしてくださり、アテンドしていただいた、郡山市議会議員のへびいしさんに感謝申し上げます。また、講演会に参加して私の拙い話を聞いてくださった皆さん、ありがとうございました。
わたしが経験を話すことで、ひとりでも政治に関わってくれる方が増えるといいなと思います。


by step_ayumi | 2018-07-24 12:48 | Comments(0)