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太田あゆみオフィシャルブログ ~あゆみのあゆみ~ ayumirai.exblog.jp

高松市議会議員、太田あゆみ。無所属・市民派。厳しい目で見つめ続けてください!


by 太田あゆみ
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新潟市BRT視察

明日、明後日と新潟市でおこなわれる全国政策研究集会。

今日は、オプショナルツアーとして、「BRT新潟市の公共交通網整備の現状と課題を見る」に参加してきました。

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BRTという言葉をご存じでしょうか。「busrapid transit」の頭文字をとったもので、バスによる大量輸送システムのことです。

新潟市では、導入されて2年目だそうです。

ちょっとわかりにくいので図で示してみます。

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こんな感じです。(…わかりますか…?)

今までひとりの運転手が3,4人の乗客を乗せてそれぞれの路線を走っていたバスが、あるひとつの結節点に集まって、そこから目的地まで一気に輸送するという感じです。

新潟市でも、全国各地と同じように高齢化が深刻です。さらに、政令指定都市の中でも2番目にマイカーへの依存度が高い都市です。このため、バス利用率は20年で65%減少しました。公共交通へのテコ入れが新潟市の交通政策の急務でした。そして、バス路線の再編とBRTの導入をすすめたそうです。

導入形式は、公設民営方式。バス車体の購入、停留所などハード面の整備は市がおこない、運営は民間の新潟交通という会社がおこなっています。バス車体は、連節バスという特殊な大型車両が、18,000万円。普通のバスは12,000万円。半分は国の補助といっても、それもやはり税金。これには議会でも大きな議論があったようです。結果、当初の予定よりは少ない4台を購入し、運行しています。

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現在、結節点のひとつとなっているのが、青山結節点。大型ショッピングモールの交差点で、乗り換え待ちの時間を、ショッピングモールの中の休憩所でおこなえるようになっています。充電用のコンセントもあり、もちろんお買い物をして待つこともできます。短い待ち時間は45分ですが、どうしても利用者数の少ない路線・時間帯は1時間に1本というところもあり、その時間を過ごせるようにしてあります。バスの時刻表の表示もしっかりしていました。

また、結節点の乗り換えは一つの屋根でつながっていて、雨に濡れる心配はありません。全部で8路線が乗り入れるようになっています。

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課題としては、やはりこの乗り換え、待ち時間。乗り換えによる追加料金は不要ですが、当初はかなりの苦情があったようです。しかし、これも乗客の慣れによるところが大きいのか、最近では苦情もないとのこと。また、降り口が前方の1か所にしかないため、大量に降車客のいる最終停留所ではなかなか降りられないことがある、というのも課題。全員が全員ICカードを持っているわけでもなく、そのあたりは難しいところだと思います。(連節車両の入り口は2か所あります)

高松市では、昨年「高松市地域公共交通再編実施計画」https://www.city.takamatsu.kagawa.jp/file/13513_L28_saihenjissikeikaku.pdf

を公表しています。

この中で、交通結節点についても触れられています。

コトデン三条~太田間の新駅整備に合わせて、バス路線の再編も重要課題になることは必至です。高松の場合、東西の連結が弱く、大きなカギになってくると思います。大きな車両を何台も購入しなくてもBRTシステムという方法をとることは可能ですし、それよりは公共交通機関空白地域に、どのようにしてバス路線を行き渡らせるのかの方が大事なのではないでしょうか。もちろん、一目でみてわかるトータルデザインなどは必要かもしれません。新潟市では一目でわかる赤色を採用しています。

また、「交通」と「まちづくり」が一体となって事業をおこなっていかなければならないということも再認識。そして、市民にとって使いやすい、乗りやすい、選ばれる公共交通が必要だなぁと思いました。

実際にBRTの連節車両にも乗りました。連節車両は快適ですが、やっぱり車体が長いので、男の子が慌てて後ろの方の座席から走って降りていました。新潟市でも導入2年目ということでまだまだ効果検証などもこれからのようですが、参考にすべき点や、課題もしっかりと吸収できたBRT視察となりました。

丁寧に説明と案内をしていただいた新潟市新交通推進課(BRT導入のために作られた課だそうです!)の皆さん、ありがとうございました。


by step_ayumi | 2017-08-17 20:13 | 報告 | Comments(0)